共同でコンクリート土木構造物の診断会社「(株)メンテナンス・ネットワーク」を設立

道内のコンクリート構造物が一斉に更新時期を迎えることや、国土交通省が本年度からインフラの アセットマネジメント導入に踏み切ったことをきっかけに、道内の建設コンサルタント会社と 地場ゼネコンが共同で、土木分野に特化したコンクリート診断会社「(株)メンテナンス・ネットワーク」を設立し、6月1日に登記した。営業は7月1日から開始する。

新会社に共同出資したのは(株)シビテック、ロイヤルコンサルタント(株)、 (株)C&Rコンサルタント、 大栄建設(株)、東海産業(株)ら。 社長には(株)シーウェイエンジニアリングの佐野彰社長が就任した。
また、出資会社には、コンクリート診断分野で著名な小野定氏(北大卒)が代表を勤める㈱C&Rコンサルタント が名を連ねており、小野氏の人脈からコンクリート工学の権威である北大名誉教授の藤田嘉夫、角田与史雄の両氏を顧問として迎えた。

業務内容は、超音波探査装置、電磁誘導法レーダー、赤外線サーモグラフィー、自動電位計測器、 分極抵抗計測器など最新の診断機器類を導入し、橋梁やトンネルなどコンクリート構造物の劣化状況を 調査する。

受注先は、ゼネコンや建設コンサルタント会社を見込んでおり、専門のコンクリート診断士が現地 に足を運び、点検・診断だけでなく、最適な工法提案を持っていき、顧客からの要望に応える。